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内観とは?

浄土真宗の修行、「見調べ」より改良

内観は吉本伊信によって創設され、そのベースには「他者から生かされている」という浄土真宗の教えがあります。

現在では、宗教色はありません。

 

見調べという言葉は、内観を繰り返ししている人から、内観を一番端的に現しているといわれています。

 

内観の到達地点は(内観が満点の人) → こちらです 道のうた

内観研修所 玄関

 

吉本伊信と内観道場

内観をつくった人はどんな人?

内観の創始者吉本とその家族

故吉本伊信(1916〜1988)は 大正時代、奈良県大和郡山で事業家の父と信仰心の厚い母の下に生まれました。

20歳の時に仏教の求道法「身調べ」を体験し苦心の末、大歓喜を得て、身調べから宗教色を取り除き現在の「内観法」を確立しました。 吉本伊信は内装業の「シンコール」という会社を立ち上げ、事業で経済的地盤を築いたのち、内観寺に内観道場を開設し内観を矯正界・教育界・医療界へと普及したのです。

内観研修所をはじめた頃は戦中で物質的に恵まれていない人が多く、そのため研修費は無料でした。 刑務所から内観をひろめたというのも、 吉本伊信の「社会的に底辺の人達に救われて欲しい」という願いがあったからです。

長島夫婦は吉本伊信師の内観研修所 玄関、吉本夫妻のもとで助手として約10年間寝食をともにしました。 その間、吉本夫妻の実生活を見て、「生活そのものが内観だ」と教わりました。

吉本伊信の亡くなる前後の話し

平成元年8月1日に亡くなりになりました。享年73歳。

7月8日頃より具合が悪くなり、7月11日、高熱が続き入院。
7月13日・14日と長島が見舞に伺った時は、昏睡状態で点滴を受けていました。


長島が「来年の日本内観学会が富山で開かれることになり、大勢の準備委員の方々が 熱心に準備を進めて下さっていますから、良くなられましたら、是非、奥様とともに富山へ来てください。お待ちしています」 と耳元で話すと、 一時、開眼されて(もう眼の焦点は合っていませんでした)長島が握っていた手を必死に握り返しました。

このような昏睡状態になっていても、内観のことになると強く反応されることに、長島は大変感動しました。その後、8月1日午前9時頃、亡くなったとの連絡を受けました。 長島は、夏休みで内観者が多く、大和郡山へは行けませんでした。

吉本伊信から葬式に参列することよりも内観者のお世話をすることの方が大切だと生前教えられていたからです。 葬式は密葬で、遺体は献体の登録をしていた県立奈良医大へ運ばれました。

最後に、吉本伊信が、生前好んで口にした法然聖人の言葉を記しておきます。

                 寺を建つるなかれ  念仏のするところに我れは在り 

 

吉本伊信吉本先生を偲んで……
吉本伊信のことを徒然に語ってみましょう。何度目かの集中内観の途中に長島は内観が深まらずに行き詰まり、吉本伊信にどうすればよいか尋ねました。

そのたびに答えは「今、死んだらどこへ行きますか。何にも持っていかれないのですよ。死をみつめて内観して下さい」でした。この経験は長島の宝です。

吉本伊信を目に浮かべると、まん丸めがねでニコニコと『よくいらっしゃいました』と合掌している姿が現れます。 これが内観の面接ともなると、一変した厳しい顔立ちになる。 又、どのような方の面接の後でも、あまり表情が変わらず、

「次は、誰に対していつの自分を調べていただけますか」と質問します。 この言葉の抑揚に、温かみも感じ、悲しみも感じ、厳しさも感じました。

 

「(今の内観の状態に)腰かけたら(休んでいては)いけませんよ。一分一秒、惜しんで内観して下さいよ。しっかりお願いしますよ」

吉本伊信の一生は、面接に明け暮れた日々でした。


浄土真宗の妙好人 森川りう

最高の内観者内観研修所で内観中
吉本伊信が最深の内観者と賞賛したのが森川りうです。 つまり、内観のめざすところは彼女の生き様でした。 りうはNHK教育テレビの「女人成仏」と題した番組に出演したほどの 妙好人(行状の立派な念仏者。特に浄土真宗で篤信の信者のこと)。

その家系は熱心な浄土真宗の信者であり、一族は身調べで修行を続けていました。 内観研修所に貼ってある 道のうたは、りうが亡くなったあと、遺品整理中に偶然発見された雑記帳に書かれていました。

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臨床心理士・日本内観学会会員・内観医学会会員・日本心理臨床学会会員・元スクールカウンセラー・元大学学生相談員

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