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熟年夫婦の魔物 家庭 内観体験記 |
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熟年夫婦の魔物 |
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| 団塊世代の退職をひかえ、日本を支えてくださった皆さまには「お疲れさま」の一言に尽きます。セカンドライフは、ゆっくりと楽しんでいただきたいものです。
さて長年、苦楽を共にしたご夫婦。 今回登場する熟年夫婦は、娘さんが結婚されたその日に二人で集中内観されました。女性が半ば強引に男性を連れてこられました。これまでの生き方を見直し、これからの人生を共に過ごすために……。
集中内観後の、男性からいただいた手紙より引用させていただきます。
お世話になって早、二ヶ月が過ぎようとしていますが、先生の下での7泊8日間の自分を一日たりとも忘れません。 妻は、ヨガの教室に出かける毎日です。夕食時のふたりの会話にはその日、印象に残った数々の出来事をいつの間にか、お互い話し出しています。私たちにとって意義深い時間が流れています。
若い頃には私ひとりが仕事に出て、妻は子どもたちと家庭を守るスタイルを維持してきました。きっとこれは、私が両親の生活を見て育ち、それが最も自然な在り方だと思ったからです。ふたりの子どもが小学生になった頃から、妻も習い事を始め、それがだんだん仕事になっていったのは、妻も又、自分の生き方は何かと自問するようになったからでしょう。
私は、妻の仕事を認めながらも、腹の底では「認め難き事態」と感じていました。その頃から、私の描く社会性と、妻が目指していたヨガの世界を互いに語り合いながらも、時々口論が絶えなくなったのはセオリー上の衝突などではなく、どこか自慢らしい妻の姿が煙たくなってきたからでしょう。
そして二十年あまりたち、私は中間管理職のストレスから早期退職となりました。上司からは辞表を撤回するように説得されたのですが、会社の方針について行く状態ではなく、どこか納得できない気持ちのまま辞表を書いたものでした。その後、子会社から要請があり自分のできる範囲で仕事を続けています。
いつも頭を横切る問題は、妻との今後の生活でした。 子どもたちが社会に出て、ふたりだけになった熟年夫婦を襲う魔物の出現は、私たちにも例外ではなかったのです。
そんな時に妻から聞いた「内観」の話。正直、初めは乗り気ではありませんでした。まだ心身ともに完全に回復していなく、仕事も辞めようかと思うくらいに苦しんでいたからです。
しかし研修所で「内観」を体験した今、数ヶ月続いたあの毎日の死との格闘が不思議に消えました。二十年あまり思い悩んでいた妻との向き合い方に変化が生じてきたのです。以来、一度も口喧嘩はありません。私は勿論のこと、もしかすると妻のこころの中にも大改革が起こり始めているのではないかと思っています。
願って田舎生活を始めた私たち。自然の中で少々の不便を享受しながら、いつまでも仲良く暮らせるよう学び合いたいと思います。
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絆をとりもどす内観 |
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