12月4日(日)にアドベンチスト病院で開催される第8回内観の集いのテーマは「素直に生きられたら、いいね!~無理していませんか?あなたの生き方~」です。
そこで私は内観研修所の立場から話させていただきますが、そのレジュメを掲載します。
素直とは
日本内観学会初代会長の村瀬孝雄(元東京大学心理学教授)は次のように述べています。
「素直の素は語源的には織ったままの染めてない白絹に由来している。
神道で『白木』を尊重し、伊勢神宮などもすべて白木で造ることになっていることから察せられるように、『素』ということは日本では古代からずっと特別の宗教的な価値を与えられてきたのである。
直ということも『直き心』という神道の言葉が示すように素と並んで日本では最も大事にされてきた徳の一つである。
重要なことは、正直に似た最も道徳的な価値の意味が、ありのままの手を加えない心の在り方と結びついていることである」
内観のめざすもの「素直」
内観によって、自分がものごころついてから現在までの自分の歴史を、もう一度見つめ直してみれば、自分一人で大きくなったのではなく、母や父をはじめいろんな方々のお陰で生かされて今日の自分が在る、ということが、他者から言われなくても、自ずと実感できます。
つまり心が素直になり、悩みの原因である「俺が俺が」という我が削り取られて、清々しい気持ちになり、生きるのが楽になります。
心身一如ですから、心が感謝に満たされて安定すれば、身体も安定調和して健康を回復される方もいます。
「素直」は自己実現への近道
素直とは他人に対して素直になるだけでなく、自分自身に対しても素直になることです。
今回の集いの企画書の中で宮崎先生が述べておられますように、素直な生き方というのは、自分らしい生き方、ひいては自己実現への近道なのです。
企業家が内観されれば次々とアイディアが湧き、プロのスポーツ選手は自分の才能が花開き、芸術家は感性が研ぎ澄まされて豊かになると言います。
ニートの若者で内観を体験し、道が開けた方もいます。
せっかく、生まれ難い人間に生まれることができたのですから、世界でただ一つの自分の花を咲かせたいものです。
事例
①女性会社員(28才)―今現在の日常に自分自身満足出来ず、漠然とした迷いや不安 があり、一日の中で心の迷い動きがとても大きい状態。
②無職女性(19才)―自分が将来何をしたいのか、分からない。



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