内観原法

吉本から継承され続ける、内観原法の系譜

内観の創始者、吉本伊信の長年の努力によって確立された「内観原法」は、
吉本に直接師事した長島夫妻に受け継がれました。
そして、次の第3世代である貫井夫妻へと継承されています。

内観原法5つのポイント

1. 7泊8日の内観研修日程

内観を深めるにあたり内観原法にそって“7泊8日の集中内観”を続けています。

本当の自分と対峙できるようになるには、それなりの時間が必要です。 北陸内観研修所で内観を体験した方は 「6泊7日の他の内観研修所にも行ってみたが、やはり自分が内観を深めるにはあと一日が必要だった」と力説されていました。 吉本も6泊7日間の内観研修所について、 「最終日が内観の深まる一番大事な時期なのに、なぜ一日短くするのだろうか」と疑問視していました。 北陸内観研修所では、今後も内観原法にそって“7泊8日の集中内観”を続けていきます。

2. 1日10回の内観面接

一分一秒を惜しんで集中内観できるように、 他の内観研修所よりも多い“1日10回の面接”を実施しています。

一日の面接回数は、それぞれの内観研修所によって異なります。 面接から次の面接までの時間が長すぎると、時間を持て余してしまいます。 吉本は「30分以上経ったら面接してもよい。そのほうが内観者は油断しなくてよい」と明言していました。 そのために北陸内観研修所では、“1日10回の面接”を遵守しています。

3. 内観する対象人物と順序

原則として「母親に対する自分」を調べことを重視しています。 さらに自分の“我執”を見つめることに重点を置き、内観面接指導をしています。

北陸内観研修所では、吉本が晩年に指導していた対象人物の順序を踏襲しています。 無理のない限り、原則として『母親』に対する自分を小学校低学年から年代順に3~5年ごとに区切って調べ、 『母親」が終われば、次は『父親』、『配偶者』、『嘘と盗み』、そして2回目の『母親』へと進みます。 内観3項目を調べる時の時間配分は〈世話になったこと〉に20%、〈して返したこと〉に20%、〈迷惑かけたこと〉に60%で、 自分の“我執”を見つめることに重点を置きます。

4. 内観者各人に対機面接

個々の内観者と対話しながら、 ご希望や目的・心身の調子に沿うように調整し て集中内観を進めています。

内観に訪れる人々の目的は、自己啓発・社員研修・社会復帰・心身の不調の改善など様々です。 心身の健康度や問題意識の有無も、人それぞれです。 そのためただ単に「内観のやり方はこうだ」と押し付けたりはしません。 体調が悪ければ寝ながら内観してもらいますし、 「今は、このテーマをやりたくない」ということがあれば、別のテーマで進めてもらいます。 それぞれの希望や目的・心身の調子にそうように、個々の内観者と対話しながら調整します。 また内観研修中に聞く参考になる音源は、室内放送で一律に同じものを聞くものと思っている人もいます。 吉本は「この人には今この音源がよい」という時は、その人にのみ別の音源を手渡ししていました。 北陸内観研修所では音源を面接者が選び、 内観の進み具合を見計らって、それぞれ別の音源を聞いていただいています。

5. 内観原法の体験熟知

内観面接スタッフは集中内観を重ねています。

内観原法は、内観の創始者吉本伊信の長年の努力によって確立されたものです。 北陸内観研修所の前所長と現所長の長島夫妻は、その吉本伊信にそれぞれ9年間と3年間の期間、直接師事しました。 師と共に暮らす年月の中で、内観原法の真髄に触れました。 そして、次の第3世代である貫井夫妻へと内観原法は継承されています。