実績と信頼

内観の理論と研鑚

北陸内観研修所では、内観を理解するための理論と深めるための研鑚に取り組んでいます。理論的な研究は研究結果を内観関連の学会などで発表してきました。

その結果は、弊所の内観研修では対人関係のわだかまりが解け素直になると示しました。

これは過去におけるネガティブなエピソードと対峙して現れる効果です。自分に対峙するには、おのおのの心の器にあわせて援助する内観面接者の力量と環境が必要です。

弊所のスタッフは、自身が集中内観を重ね研鑽しています。内観でこころの平安を得たいと思うからです。

内観の開発者吉本伊信に師事してから40年以上が経ちました。おかげさまで現在も、県内外の皆様に内観普及のご尽力を賜っています。

わだかまりが解けるのなぜ?

内観療法は根治療法に位置すると考えています。それはある放送のキャッチコピーが「人が変わる」であったことからも推察できるでしょう。では何が変わるのでしょうか?

内観は、過去の「事実」を思い出していきます。
過去の事実をていねいに想起していくと事実とは異なり、かん違いや思い違いをしていたことに気づきます。

たとえば、幼少期に母親からきつく叱られた。
という、エピソードがあるとすると、「叱られた」ことだけがイメージに残り他の出来事であるやさしくしてもらった事などが、記憶として残りにくいという現象があります。「叱られた」ために、母親は「怖い」というイメージが根付き、陰性の記憶が焼き付けられるのです。

内観はまず「世話になったこと」を思い出させるのでポジィティブ思考になり寂しさや、 人を信じられないという意識や感情が軽減します。幸せな気持ち、生きている実感がある、 人に何かしてあげたいという積極的な思考や前向きな気持ちが増します。

「わだかまり」とは心の奥に巣くった、人に対する積もり積もった陰性の感情(コンプレックス)です。物事を悪く捉えがちなネガティブ思考のため、いつまでも過去に囚われるのです。

内観の過程で、陰性の感情を自覚し、人々の愛によってわだかまりが解けたとき、内観者は素直になれたといいます。

内観研修の意味合いのある日常生活

北陸内観研修所における援助工夫をまとめました。 「何気ない内観研修の日常生活において、意味合いが隠されている。 そのひとつひとつに良質の思い出を想起させる材料となるのね」 と内観者はいいます。

内観原法 師吉本伊信の長年の努力によって確立された内観原法の継続 ・7泊8日(主な他の研修所より面接回数が多いため内観が深まる)で、集中した宿泊研修 ・集中内観だけでなく、日常での内観(日々の行い)の大切さを強調し援助 ・求道者から心身の不調の方まで、幅ひろく援助
一貫した援助 問い合わせからアフターケアまで、有資格面接者スタッフが一貫して援助
内観面接者の研鑽 所長は、集中内観を重ね、スタッフ全員内観体験者。 集中内観の経過を熟知し「いま・ここ」の援助提供
内観の環境・食事 富山県内の特産品販売スポットと登録している応援団食事は、すべて手作り。食材は生協などで仕入れ野菜を中心とした家庭料理は母親の手料理を思い出し内観の想起材料
内観の環境・自然 北アルプスの霊峰薬師岳。日本人がもつ故郷のイメージ。まわりの大自然は心が和らぎ、気付きを促す。 ベンチに腰掛けて内観することも可能